SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023で異例の最優秀作品賞とSKIPシティアワードをW受賞、複数の国内映画祭でも高評価を受けている『地球星人(エイリアン)は空想する』 。本作は、日本映画界に新風を吹き込んだ『カメラを止めるな!』の製作費の約三分の一、メインスタッフわずか3人という超インディーズチームによって制作された。SKIPシティ映画祭で審査委員長を務めた中野量太監督も「僕には撮れない映画でした。新しい才能、監督がでてきた。嫉妬もした。」と絶賛しており、これは単なる受賞に留まらない例外的な成功を裏付けている。

本作の舵を取るのは、映像制作団体「世田谷センスマンズ」所属の松本佳樹監督。彼の革新的なアプローチは映画の枠を超え、独創的なビジョンと新しい創造の地平を開拓する。現代の情報社会を反映した独特の撮影・編集技法で、観客はSNSの情報の渦の中にいるような体験をすることだろう。劇場での鑑賞は、映画ファンならずとも一見の価値有りだ。 

正義感が強く、ウソが許せない雑誌記者 宇藤の元に舞い込んだのは「UFOのまち」石川県羽咋市 で起きた「大学生エイリアンアブダクション事件」のネタ。ウソを暴いてやろうと取材を始める が、調査を進めるほどにエイリアンアブダクションを裏付ける証拠が見つかり、さらに自分を宇 宙人だと名乗る女子高生 乃愛も現れ、宇藤は不可解な事件の沼に嵌っていく。


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田中祐吉 (宇藤信輔役)

1986 年生まれ。青春時代に時の為政者が放った「自己責任」という言葉が深く胸に突き刺さり、人生に絶望する。それでも高校からはじめた演劇に活力をもらい、支えられ、障害 福祉職に就きながら地元石川で俳優活動を続ける。まわりからは「死んだ魚の目」「いつもつまらなそう」と言われる。〈主な出演作品〉 白石耕一事務所「熱り(ほとぼり)」(2005年・韓国・東京・金沢公演)/劇団アンゲルス「Hero OKICHI」 (2017年・バンビーロフ記念国際現代演劇祭参加作品 ロシア公演)/劇団アンゲルス「海神別荘」- 泉鏡花生誕 150 年記念(2021年・金沢公演)


山田なつき (船曵乃愛役)

専門学校卒業後、舞台を中心に俳優活動を開始したのち、今作をきっかけに映像作品へと本格的に関わりはじめる。ペン回しを得意とし、独自の技を持つ。クラシックギターを弾くこと、空や風、木々のゆらぎなどを感じながら歩くこと、映画をみることにしあわせを感じる。また、「なつきタイム」が存在するくらいのマイペースといわれ、周囲よりもゆっくりとした時間軸で生きている。


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監督 松本佳樹

子どもの頃から平成ライダーに影響を受け、高校の文化祭でヒーローショー&映像制作をしたことがきっかけで気づけば映画の沼に。神戸芸術工科大学映像表現学科映画コースにて石井岳龍監督から映画を学び、卒業後は就職して働きながら映画を撮影。2022年に奈良から上京し、仲間と共に映像制作団体「世田谷センスマンズ」を発足。編集を中心に様々な作品に関わる。主な監督作は「恋愛電話」「PERSONAL _ _ _DISTANCE」など




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